離婚の進め方と準備
- 熊倉麻子
- 10 時間前
- 読了時間: 3分
離婚を考えたとき、何から始めたらいいのか分からず、不安に感じる方も少なくありません。今回は、離婚を進めるにあたって、まず確認しておきたいポイントや、準備しておくと良いことについてお話します。
①紙に書き出して気持ちを整理する
離婚を考えたとき、どうしても感情が先立ってしまいがちです。一時的な気持ちだけで離婚を進めると、後から後悔することもあります。
まずは、一度立ち止まって「本当に離婚したいのか」「どんな形で離婚したいのか」自分の気持ちを整理してみましょう。
特にお子さんがいる場合は、離婚後の子どもの生活や気持ちにも目を向けることが大切です。どこで暮らすのか、どちらが親権を持つのか、面会はどうするのかなどを考えておくと、後の話し合いもスムーズになります。
紙に思いを書き出したり、信頼できる友人や専門家に話を聞いてもらうのも良い方法です。
②情報を集めて計画を立てる
離婚と一言で言っても、手続きの種類や準備することは様々です。
例えば、
協議離婚(話し合いで進める離婚)
調停離婚(家庭裁判所で話し合う離婚)
裁判離婚(調停がまとまらなかった場合の離婚)
といった方法があります。
また、養育費・財産分与・親権・面会交流など、決めておくべきことも多いです。
さらに、離婚後の住まいや収入の見通しを立てておくことも大切です。どこに住むか、仕事はどうするか、子どもの学校はどうするかなどを整理しておきましょう。
ひとり親家庭向けの支援制度や助成金もありますので、役所や専門家に相談して情報を集めておくと安心です。
③相手と話し合いを始める
気持ちと情報が整理できたら、相手と具体的な話し合いを始めましょう。
養育費や財産分与、親権などは、後回しにするとトラブルになりやすいです。
感情的にならず、冷静に話し合いを進めることが大切です。
やり取りはできるだけ記録が残る形(メールやLINEなど)ですると、万が一のときに役立ちます。
④書面に残す
話し合いで決まった内容は、必ず書面にまとめておきましょう。口約束のままだと、「そんな約束はしていない」と言われてしまうこともあります。
離婚協議書を作成しておくと、後々のトラブル防止になります。金銭の支払いがある場合は、公正証書にしておくと、もし約束が守られなかったときに強制執行が可能です。
まとめ
ここまで順を追ってお話しましたが、実際には感情の揺れもあり、思うように進められないこともあると思います。それも当然のことですし、無理をする必要はありません。離婚は大きな決断です。焦らず、マイペースに考えながら進めていきましょう。
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